今日は押入れをクローゼットにするリフォームの紹介です。
もくじ
押入れの不満
マンションに住んでいる方は収納スペースに困っています。
新しく収納を作ると部屋が狭くなり、ベッドを置くと他の物が置けなくなります。
マンションの収納スペースは和室にある押入れです。
ただ、和室の押し入れはあまり人気がありません。
押入れに対して、さまざまな不満があり悩みもあります。
今までお客様から聞いた不満をいくつかあげていきます。
- 収納しづらい
- 布団しか入らない
- 洋服が掛けられない
- コートが折れる
- ロングコートが掛けられない
- ジメジメしている
- 奥の箱が出しにくい
- ダサい
- オシャレじゃない
- 天袋は役にたたない
- 綺麗に収納できない
- 襖がいや
などなど、いろんな不満が出てきます。
とあるブログにこのような不満が書いてありました。
押入れ。(押入れなんか今どき何を入れるのだ!押入れの下の段の一番奥、何が入ってるか知ってる?)
天袋。・・・語るのも嫌だ。ハシゴつけてダンナの寝る場所にでもするか。
切実な不満だと思います。
実際、押入れを上手に収納している方は少ないと思います。
押入れは中段に布団をいれて下の段には衣装ケースやおもちゃ箱、洋服やコートを掛けるスペースは、ほぼないです。
押入れをクローゼットにリフォームする時
押入れをクローゼットにリフォームすることは可能です。
押入れは1パターンしかないですが、クローゼットはいろんなパターンがあります。
まず、何をメインで収納したいかを決めてから、クローゼットにリフォームすることをお勧めします。
勢いで押入れをクローゼットにリフォームしてしまうと、収納がうまく出来なかったり、せっかくクローゼットにしたのにデッドスペースが出来たりと不具合が発生します。
デッドスペースを作らないようにするのには、緻密な計算が必要です。
服、コート、衣装ケースなどの高さ、幅を計算してクローゼットにリフォームしたときに、ピッタリと収納出来る用にします。
押入れをクローゼットに
クローゼットの特徴
このクローゼットは2種類の収納スペースをつくりました。
普通の押入れは真ん中に一段棚がある形です。
そして天袋。高さは約40㎝ほどの収納スペースが有ります。
天袋は箱を詰めこむような場所になる可能性が高いです。
基本的に収納がしづらいです。
今回は可能な限り、収納出来るようにこの形にしました。
一般的な押入れの間口は1800 床から天井までの高さが2400あります。
この押入れを間口1800 高さ2350のクローゼットにします。
向かって右の収納スペースは、衣装ケースなど箱物を収納するために棚を2段設置しました。
高さは、下の段が一番大きくしています。
理由は下の段に大きな重たい物を置く為です。上の段は重たい物は置くことが少なく、小さい箱をおく為にスペースを合わせて作ってます。
向かって左の収納スペースは洋服、コート、ロングコートがかけられるようにしました。ハンガーを掛けられるようにパイプを設置します。
パイプを設置する高さも自由に設定出来ます。
押入れをクローゼットにしたときに大きく使い方が変わるのが、コート類を掛けられることです。
真ん中の1段の棚をなくすことでコート類を掛けられるようになります。
コートをかけた上のスペースがデッドスペースにならない様に、パイプの上に棚を設置します。
そうすることで、上のスペースには季節毎の靴やブーツの箱を収納出来ます。
押入れをクローゼットにするバリエーション
押入れをクローゼットにするときのバリエーションですが、これといって決まりはないです。
あなたが収納しやすいように押入れをクローゼットにすればいいのです。
棚を増やしたり、パイプの本数を増やしたりも出来ます。
ロングコートが無い方はハンガーパイプを上下2本設置する方もいます。
ウォークインクローゼットにリフォームする方もいます。
押入れをクローゼットにして枕棚を設置するパターン
クローゼットにするパターンを紹介します。
- 枕棚とパイプのクローゼット
- 枕棚とパイプと間仕切り壁と中段のクローゼット
- パイプを低く中段と枕棚を設置したクローゼット
枕棚とパイプのクローゼット

一般的なクローゼットです。枕棚とパイプを設置。
枕棚の高さは約1750、厚みは約8㎝です。その下にパイプを設置します。
特別長いロングコートでなければ、床に擦れる心配は無いと思います。
コートが多い方向けのクローゼットです。
枕棚には普段使用しない箱等を収納出来ます。
枕棚とパイプと間仕切り壁と中段のクローゼット

このクローゼットは収納スペースがかなり多く取れます。
ロングコートは左のスペースに収納。
ジャケットなど丈の短いものは右のスペースに収納出来ます。
さらにその下に中段もあるので、クローゼットの中でしっかりとスペース分けが出来、綺麗に収納出来ます。
つめこみがちになる枕棚にも仕切りがあるため、見た目もスッキリとなり、出したい時に一目で分かります。
パイプを低く中段と枕棚を設置したクローゼット

このクローゼットはロングコートがなく、子供の服も一緒に収納できるクローゼットです。
子供でも服を収納出来る用にパイプを床から80センチほどの高さに設置しました。
子供と一緒に服を収納できる楽しさ、子供の服を片づけるクセも付けられるので大変人気です。
中段と枕棚があるので、箱物もたくさん収納でき子供が散らかす心配もないです。
押入れをクローゼットにするメリット
押入れは使い勝手が悪い。
その点、新しくクローゼットにリフォームするときは、本当に必要なものを収納するためにクローゼットを設計出来ます。
棚の位置を上げたり、パイプを増やしたり。
あなただけのオリジナルのクローゼットにリフォーム出来ます。
場合により多少クロスの張り替えが必要になるかもしれませんが、それでも完成したときの収納のしやすさ、見た目の綺麗さ、やって損はないです。
押入れをクローゼットにする場合は、収納したい箱よりも少し大きめにスペースを確保することをお勧めします。
ピッタリすぎると指が入る隙間がないので出し入れに不便です。
押入れをクローゼットにリフォーム
押入れをクローゼットにリフォームするのにかかる期間は約3日です。
1日目 押入れ解体 内部造作
2日目 扉設置 内部造作
3日目 クロス貼り
特に問題が無ければこの工程で完了します。
和室の畳をリフォーム中に仮置きする場所だけ確保して頂ければ助かります。
押入れをクローゼットにリフォームまとめ
押入れをクローゼットにリフォームすることで、収納量も増え片付けが楽になり部屋もスッキリします。
いろんなパターンのクローゼットがあるので、あなたの荷物、量、大きさなどをしっかり把握をして最適なクローゼットにリフォームしてください。
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