
今回はシンクステンレスについて。
皆さん毎日のようにシンクを使用していると思います。
洗い物 掃除 片づけ 調理。その中でいろいろな悩みや不満が有ると思います。
洗い物の音がうるさい
洗い物の音がうるさい。よく聞く悩みです。
実際に主婦の方の悩みと言うより、ご主人様が片付けをしてるあなたに対しての不満です。
それにより、あなたの不満が溜まっていくのです。
ご主人様は寝転んでテレビを見ています。
その時に洗い物をして食器を置く音、シンクに水があたる音は本当に耳障りだと思います。
ただ、あなたも好きでしてるわけではないと思います。
家事は女性がするもの。
このような流れで当たり前のように毎日、洗い物、掃除をしてるはずです。
食後はみんな、ゆっくり寝転んでテレビを見たいものです。
好きではないが、仕方なくしている家事の割合です。

このように食後の洗い物はみなさん、仕方なくしているのです。
シンクの掃除も当然仕方なくしてます。排水口のヌメリ、生臭い嫌な臭い。
排水口のヌメリの原因は「バクテリア、細菌」です。
そのほか油汚れが主な原因です。
これらの悩みや不満を解決するリフォームです。
リフォームでシンクステンレスにする
リフォームをする時に、シンクステンレスにすることです。
シンクステンレスを販売してるメーカーは色々ありますが、今回はクリナップの商品をおすすめします。
クリナップの歴史
クリナップは水回り専業としてシステムキッチンを普及させました。
クリナップは1960年からステンレス流し台を製造、販売し、ステンレスの製造、加工の技術を生かし、1968年にシンクステンレス流し台を発売しました。
1975年には、シンクステンレスにステンレスキャビネット流し台を販売。
その後もシンクステンレスにこだわり、(株)クリナップステンレス加工センターを設立。
そして1983年業界初のシンクステンレス、ステンレスキャビネットを採用したシステムキッチンを発売。
そして現在、数々のステンレス商品を発売しています。
シンクステンレスは、クリナップが業界で初めて販売した商品です。
シンクステンレスの仕様 特徴
シンクステンレスに使用しているステンレスは「18-8ステンレス」を使用。
「18-8ステンレス」とは
SUS304は、クロム(Cr)18%、ニッケル(Ni)8%、残りが鉄(Fe)で構成されたステンレス。
「18-8ステンレス」とも言う。ステンレスは、構成物によって価格、特性などが異なり、それぞれ呼び方も異なる。
自らバリアー(不動帯被膜)を自然に再生して、錆びにくい水や熱に強く湿気日本の風土適している
水まわり製品に使用されるステンレスには、他に安価なSUS430があるが、SUS304は主に高級品に採用されている。
18-8以上の高級ステンレスは耐蝕性にたいへん優れています。普通に使用しているだけでは、ほとんど錆びる事はないです。
SUS304は、耐食性・耐熱性に優れており、ねじや機械の恒久部品から原子力発電所で使われる冷却水のパイプまで、広く用いられている。
SUS304のSUSとは、Steel Use Stainless の略です。
シンクステンレスのお手入れ
シンクステンレスのお手入れは非常に簡単です。
まず、汚れにくい。
水に馴染みやすい親水性セラミック系の特殊コーティングで、汚れの下に水が入り込みます。
そして汚れを浮かします。
油汚れ、水アカなどの落ちにくい汚れもスポンジでサッと拭くだけで、落としやすくなりました。
シンクステンレスの表面に特殊エンボス加工を施すことにより、洗い物がシンクステンレスと接する面を減少。
キズがつきにくく、キズがついても目立たなくなりました。
ゴミを受け止めるカゴもステンレス、つなぎ目のないカゴにしています。
排水口回りもステンレスで、従来のようにつなぎ目に水垢やヌメリが付かない様につなぎ目のない構造
これが従来の排水口回り。

シンクステンレスの排水口

つなぎ目が無いだけで、お掃除は格段に楽になります。
ゴミを受け取るカゴも当然ステンレスで、つなぎ目はありません。
ステンレスなので嫌な臭いもつかず清潔に保てます。
1つ気になるのが、目が細かいのでこまめにカゴに溜まったゴミを捨てないと流れが悪くなる印象がありました。
ゴミを完全に受け止めているので、仕方がないのかなと思います。
洗い物時の水の音

シンクステンレスのシンク裏の底面、側面にまで広がった制振構造にしています。
これにより水はね音などが抑えられますので、会話を妨げられることがありません。
制振構造の特徴は、シンクステンレスに水が当たったエネルギーを吸収します。
どれほどの静かさかと言うと、図書館並の静かさを実現しています。
下の表を見てください。

ここまで静かさを実現しています。
これにより、洗いものをしている時のご主人様のイライラ、またその事であなたの不満も減るでしょう。
家族が集まる時間をより心地よくする、美しく、静かなキッチンです。
流れるシンクステンレス
一番の大きな特徴は流レールシンクです。
シンクステンレスに溝を掘り適度な傾斜を付けました。一般的なシンクは下の写真です。

キッチンに付く水栓の位置は特別な事が無い限り調理スペース側です。
水栓から出た水、奥から手前に向かって水が流れていきます。
そのために洗いのものの残りカスやゴミが、シンクの手前に溜まります。
これをシンクステンレスにして、クリナップのステンレスを加工する技術を使って使いやすくしました。

このように溝が有ります。水を流した時にこの溝にそって水が流れるようになってます。
そして適度な傾斜があるので、残りカスも一緒に流れる仕組みです。
洗い物の最後にシャワーを伸ばして、回りに残ったゴミを流す手間がいりません。
実際にゴミの代わりにキャベツの千切りを流してみます。
こちらが一般的なシンクです。

この様に普段使用するように水栓から水をかけます。
そうするとシャワーの勢いでキャベツが回りに移動してるのがわかります。
このあとキャベツがしっかりと排水口に流れるかが問題です。

さらに水をかけていきます。


この様に手前で固まってしまいました。
このあと手でかき集めたり、シャワーで流すことになります。
では、シンクステンレスの流レールシンクはどのように流れるのか。

同じようにキャベツの千切りを置きます。そして水栓から水を出して流します。

水栓から出る水の勢いで、手前に流れてきます。
ここまでは従来のシンクと同じです。
ここからがシンクステンレスの流レールの違うところです。

水に流されて溝に入っていきます。そして排水口に流れて行っています。
溝に水が流れるので一緒に流れて排水口に。
これが今までにないシンクステンレスの機能です。
少しでもお手入れ、お掃除の時間を短縮するために開発されました。
シンクステンレスの使い勝手
まず、シンクの中でも水がかかるエリアと水がかからないエリアに分かれています。
水がかからないエリアに洗い物をためます。
そして左半分を使って、洗い物をしていきます。
そうすることでゴミや残りカスが水と一緒に流れる仕組みです。
野菜などの仮置き場にも使えます。
従来のシンクでは置く場所がないので、キッチン水切りラックを置いて野菜置き場を確保していました。
最近のキッチン水切りラックは、非常に性能がよく使い勝手もいいです。
詳しく知りたい方は「キッチン水切りラックで~快適 充実~ キッチンライフ!」に詳しく紹介しています。
シンクステンレスの排水目皿
排水口のいたるところまで、ステンレスにこだわったシンクステンレスです。

従来はプラスティックでしたが、ステンレスにすることでお手入れ 匂い ヌメリも解消しました。

シンクステンレスの感想
シンクステンレスの流レールシンクを使っている方は、本当に満足して頂いています。
使い勝手も良い。掃除も簡単。不便な箇所が無いぐらい、みなさん満足して頂いています。
システムキッチンを長く使うなら、シンクステンレスがお勧めです。
耐久性、衛生面等いろんな面で安心して使える商品です。
私が良いと思った箇所は適度な傾斜です。
これが本当に計算されていて、非常に使いやすく使用出来ます。機会が有ればショールームでぜひ体験してください。
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