【キッチンが狭い】を大解決!高さと空間、レイアウトの考え方

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キッチンのお悩み相談を受けるときに、よくお聞ききするのが「キッチンが狭くて困っている」というものです。

間取りを変更して大きなLDKをつくるリフォームを出来れば良いですが、そうはできない事も多々あります。

そんな時、我々がいろいろ知恵を絞ってお客様のお悩みを解消してきた内容を、今回は少しご紹介していこうと思います。

リフォームして解決というだけでなく、便利グッズを使って空間をうまく活用する方法や、レイアウトのちょっとした工夫で解決してきたお悩みもあります。ですので、キッチンが狭くて困っているという方は、ぜひ一度目を通してみてください。

狭いキッチンの収納問題を解消したい

キッチンが狭いと聞いて、真っ先に思い浮かべるのが収納のことです。

キッチンが狭いと収納のスペースが必然的に小さくなってしまうという事もありますし、収納スペースを取らなければいけない為にキッチンが狭くなってしまっている、ということも考えられます。

では、狭いキッチンでの収納というのはどのように考えればいいのでしょうか。

この問題の改善策には次のようなものがあります。

  1. 移動式ワゴンを使って通路を収納に変える
  2. 収納グッズを使って高さを利用する
  3. 吊戸棚下のアイレベルを活用する
  4. キッチン本体の収納量を上げる
  5. それでもダメなら物を減らそう

 

移動式ワゴンを使って通路を収納に変える

狭いキッチンで収納力を上げるには、ふだん活用していない場所をどれだけ活用できるかが重要です。

基本的には平面でスペースを捉えるのではなく、高さも考えてスペースを考えることが重要です。

高さを生かして収納を増やすという意味では、キャスターが付いている移動式のワゴンは特におすすめです。ホームセンターなどに売っているスチールラックでも収納力は同じですが、移動式というところがポイントです。

もし据え置きの金属ラックを置くことができるスペースがあるなら、それと同じ幅・奥行きの食器棚を置いた方が良いでしょう。その方が圧倒的に収納力は高いからです。

移動式の良いところは必要のない時はリビング側に置いておき、必要な時だけキッチンに戻すということができる点です。

移動式のワゴンは据え置き型と違って、人が移動するときに通る通路を収納スペースに変えることができます。スペースの使い方を限定しないという部分は、狭いキッチンに非常に向いているアイテムだと言えます。

ワゴンを選ぶときは、頻繁に移動させることが前提なので、丈夫さや耐荷重も重要ですが、軽量なことも念頭においておいた方がいいでしょう。

またこのタイプのワゴンは三段式のものが非常に多いですが、一番上の天板の部分を空けておけば、必要な時に作業台として使うこともできます。

後にも書いていますが、狭いキッチンでは作業スペースの確保も非常に重要な問題。それも解決できるという点でも、移動式ワゴンは狭いキッチンにオススメです。

縦・横・高さは何mmのものが良いかはご家庭によって異なりますが、作業台にするなら腰くらいの高さのものが良いと思います。

収納グッズを使って高さを利用する

狭いキッチンで収納力を上げる手っ取り早い方法には、収納グッズを使って高さを有効活用するものもあります。

基本的にキッチンのシンク下などが開き戸の収納になっている場合、そのまま使用すると大きなスペースを無駄に使うことになってしまいます。なぜなら高さがあるわりに収納力は小さく、たくさん物を入れようとすると取り出しにくくなってしまうからです。

シンク下の収納の作り方は、100円均一などで組立式のラック製品を購入し3段程度の棚を作ることです。価格的にも安いので、すぐに実践できると思います。

ここに食器を置くのか、調理器具を置くのかなとはご家庭によって様々かと思いますが、細かい物を置く場合は奥のものが取り出しにくくなるので、カゴなどと組み合わせて引き出し式にするのが良いでしょう。

吊戸棚下のアイレベルを活用する

機能していないスペースを有効に使うという意味では、吊戸棚の下に付けるラックも非常にお勧めです。

吊戸棚の下の部分はアイレベル(目線の高さ)のスペースと呼ばれており、非常に物が取り出しやすく、収納がしやすい場所でもあります。

このアイレベルを有効に活用するというのは、最新のキッチンでもクローズアップされている部分で、このスペースを生かすことは狭いキッチンを有効に使うことへの近道とも言えます。

参考記事:【キッチンの吊戸棚】ポイントはアイレベル!使いやすさを徹底解説

よく使う調理器具や調味料、食器などを吊り戸棚下のアイレベルスペースに置くことで、作業効率も非常にアップします。ただし、耐荷重が何kgかはしっかり確認してから、ものを乗せるようにして下さい。

この吊戸棚下のラックは通販などで製品を注文し、簡単な工具によるDIYで取り付けることも可能で、価格としてもお安いのですが、機能性に優れているとは言い難いものも多いです。そのため、吊り戸棚だけをリフォームで新しくするという方もいらっしゃいます。

これはアイレベルの話だけではなく、吊戸棚全体の収納力を上げるという部分も加味してのことです。

どうしても吊り戸棚の一番上の棚などは、手が届かないので有効に活用することができません。特に狭いキッチンでは小さい脚立や台を持ってくるのも大変という話は聞きますし、なにより危険がつきまとう作業でもあります。

そういったことから吊戸棚のスペースは無駄であり、収納力を下げている原因の一つと言えなくありません。

しかし、最新のキッチンでは自動昇降式やプルダウンタイプといった、吊り戸棚の中身が自分の目線まで降りてくるというものが主流になっており、吊り戸棚の一番上の棚も有効に使うことができます。これなら狭いキッチンで「よく使うけどスペースを圧迫している色々なもの」を、吊戸棚にしまうことができ、スペースの圧迫を減少させることができるのです。

吊り戸棚下のスペースを有効活用することと、吊戸棚自体の収納力を上げることで狭いキッチンの悩みを解消する。このために、吊り戸棚だけをリフォームするという方もいらっしゃるということです。

キッチン本体の収納量を上げる

さらに、キッチンの本体も最新のものにすれば非常に収納力は上がります。

シンク下やコンロ下のスペースは、開き戸タイプではなく引き戸タイプになっており、今までは収納スペースとして活用できなかった蹴込みと呼ばれる足元の部分も引き出しにすることで、収納力をアップさせています。

DIYで工夫して収納力を上げるよりも、最新のキッチンにリフォームした方が、より大きな収納スペースを持たせるができます。

また大きな調理器具や食器などの収納以外に、調味料の収納ポケットなども定番となっており、細かい部分も合わせれば、昔のキッチンと比べて1.5倍から2倍の収納量が、現在のキッチンにはあると言っても過言ではありません。

狭いキッチンの収納力を改善するためには、移動式ワゴンを採用する、高さを生かす収納グッズを取り入れる、吊り戸棚下のアイレベルスペースを活用する。そして、現在のキッチンと同じスペースでも収納量が非常に高くなる、最新のキッチンへのリフォーム。

これらが狭いキッチンの収納対策として、必要なことになるでしょう。

それでもダメなら物を減らそう

ただ、これらの対策を施してもキッチンが物で圧迫されて狭いということもあります。そういった場合の解決方法は、収納している物を減らすことです。

こう言ってしまうと身も蓋も無いように思われるかもしれませんが、限られたスペースを有効に使うにはどうしても必要な部分です。

そしてキッチンが狭いのであれば、キッチン用品のすべてをキッチンに収納しなければいけない、ということも忘れがちな話です。

キッチンの収納には意外と必要のないものが入っていたりします。必要だったとしても、年に1回使うかどうかというものも珍しくありません。

必要のない物は思い切って捨ててしまうのがいいでしょうし、年に1回しか使わないものはキッチン以外の場所に収納すればスペースの圧迫を防げます。

例えば、気を使うお客さんが来た時にだけ出す湯のみ茶碗やお皿、たこ焼き器にホットプレート、ミキサーやおでん鍋など、日常では使わないものを、キッチン用品だからとキッチンに置いているご家庭は多く見られます。

これらを使い終わったら箱にしまい、押入れや納戸などに収納すればキッチンの多くのスペースが空くでしょう。

ミニマリストになるまで物を捨てる、キッチンから必要以上に物を移動させるという話では決してありません。

しかし、現状のキッチンが狭いのなら、やはり物を減らすというところから始めるのが、問題解消の一番の近道だとは思います。

狭いキッチンの作業台を広くする方法

キッチンが狭くて困る事といえば、調理スペースが狭いというのもよくお聞きします。作業台が狭いと調理がしにくいだけでなく、火事などの危険も伴うため大きな問題であると思います。

調理台が狭い原因の一つは十分な収納スペースが取れておらず、物が作業スペースにまで溢れてきているということが考えられます。このような場合は一つ前の見出しで書いた収納を増やす工夫をして、作業スペースに置かれているものを少なくしていきましょう。

また調理台が狭いと、下ごしらえをしたものや調理が終わった料理を、いったん置いておく置き場に困ることも多いと思います。このような時も、一つ前の見出しで書いた吊戸棚下のアイレベルを活用して下さい。吊り戸棚下のアイレベルスペースは、収納として活用するのも非常に効果的ですが、こういった調理の合間の補助的なスペースとして使うことも非常に有効といえます。

では、このように物が多くて調理スペースが狭くなっているわけではない、という場合はどうすればよいでしょうか?考えられるのは2つ。

  1. シンクのスペースを活用する
  2. ガスコンロからIHコンロに替える
  3. キッチンのレイアウトを変える

というものです。

シンクのスペースを有効活用する

シンクのスペースを有効活用するというのは、シンクの上で調理を行うということです。調理中にシンクを使うことは多くありますが、その全てのスペースを使うという事はなかなかありません。

そこで、シンクの上でまな板を使えるようにする便利グッズが通販などで販売されています。

つっかえ棒やパイプのようなもの、シンクの上に橋を架けるようなタイプのものなど様々ですが、どれも効果としては同じ。シンクの上でまな板を使って、作業スペースを広く取ることができるというものです。

また水切り付まな板というものもあり、先ほどのものと組み合わせて使えば、スペースを有効に活用しながら作業効率を上げるということも可能でしょう。

ガスコンロからIHコンロに替える

使用している加熱機器がガスコンロであるのなら、作業スペースを広く取るためにIHへ変更することをオススメします。

ガスコンロの場合、当然ですが使用中はその近くに物を置く事はできません。特に燃えやすい物は火事の恐れがあるので、必要以上に遠ざけておかなければ不安になるでしょう。

しかし、IHコンロにすれば当然ながら火がでませんので、割とコンロのそばまで燃えやすい物を近づけても大丈夫です。

もちろん調理中のフライパンなどにくっついてしまってはいけませんし、調理後すぐにIHの天板の上に物を置いてはいけませんが、使用中のコンロの近くまで物が置けるというのは、作業スペースを広く使う上でかなりの効力を発揮します。

ガスコンロしか使用したことがない、という方にはなかなかイメージがしづらいかもしれないですが、火が出ていないという安心感は想像以上のものです。

「使用中のコンロ周り数センチの話」と思われる方もいるでしょうが、この数センチを使えるかどうかというのは、調理をする上で非常に大きな話となるはずです。

またIHなら使用していない時には、その上を調理スペースとして使う事も可能です。

キッチンのレイアウトを変える

もしこれらの対策を行った上で、まだキッチンの作業スペースが狭いということであれば、キッチンのレイアウトを替える必要があると思います。

解決策としては、まず今よりもシンクも小さいキッチンに替えるということが考えられます。

キッチンはコンロ・作業台・シンクの三つの要素で形成されており、作業台が狭いのであればコンロかシンクを小さくする以外に方法はありません。コンロを小さくするというのはなかなか難しい話かと思いますので、作業スペースを広げるためにはシンクを小さくする必要があるでしょう。

また、キッチンは狭いけれどもリビング側には少し余裕があるという場合、カウンターを付けるというのも作業スペースを増やすのに有効といえます。

これは壁付けのI型キッチンと呼ばれる形状のキッチンだった場合に限られますが、キッチン本体の後ろ側にカウンターを作ることで作業台を増やすことが可能になります。

カウンターを調理スペースとして使うことができますし、調理したものを一旦置いておくスペースとしても使えるようになるのです。

また、カウンター下に棚を作れば収納としても活用することも可能です。ただカウンターのメリットの一つである、キッチンへの目隠し機能をつけることは難しいでしょう。

それは目隠しの機能を持たせるまでカウンターの高さを上げてしまうと、今度は調理スペースとしては高すぎるカウンターになってしまい、作業がどうしてもしにくくなってしまうからです。

もし両方の機能をどうしてもつけたいということであれば2段カウンターにする必要があるでしょう。

カウンターをつける以外にも、壁型のI型キッチンであれば、ⅱ型キッチンに変更するということも選択肢として考えられます。ⅱ型キッチンとは、コンロ・作業台・シンクが一直線に並んでいるのではなく、コンロと作業台で一つのキッチンを作り、それと並行する形でシンクと作業台で構成されたもう一つのキッチンを置く、というタイプのものです。

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キッチンの機能を横一列に並べるのではなく、並行する2本のキッチンとしてレイアウトすることにより、限られたスペースでも広い作業スペースを確保することができるというのが、特徴のキッチンです。

またⅱ型キッチンでは調理中の横移動が少なくなるので、作業効率が高い楽なキッチンとも言われています。

もし奥行きに余裕があるのであれば、ⅱ型キッチンへのリフォームを検討されるのも良いでしょう。これなら、劇的に調理スペースは広くなります。

キッチンが狭いと水切りのスペースが気になる

狭いキッチンで悩んでいる方にとって、とても気になるスペースといえば、洗った食器を乾かせておくための水切りカゴではないでしょうか。

二人暮らしでも食器の洗い物はそこそこ出るもので、水切りかごはある程度の大きさが必要になることが多いです。必要なスペースであるとは言え、この水切りカゴがキッチンを圧迫している部分は否めません。

もしこの水切りカゴのスペースを小さくすることができれば、キッチンを広く使うことは可能になるでしょう。

その為にはどうすればよいか、それには

  1. 高さを活かした二段式の水切りかごに替える
  2. ビルドイン式の食器洗い乾燥機を採用する

という二つの方法があります。

高さを活かした二段式の水切りかごに替える

これは収納の見出しでもお話したことですが、スペースを有効活用するには高さを利用するのが最も効果的です。

ですので、水切りカゴも高くすればその分のスペースを小さくすることができる、ということになります。

具体的に言うと、水切りかごではなく水切りラックを使用することが効率的だと思います。水切りラックは2段になっているものが多く、これを使えば単純計算の話にはなりますが水切りに必要な面積を半分に抑えることができます。

また、水切りかごでは置き場に困る事も多い包丁やお箸、スプーンやフォークと言った細長いものも、それ専用のポケットで乾かすことができるタイプが多いです。まな板を同時に乾かすことのできる「まな板立て」がついているものもあり、スペースの省略以外でも、キッチンに採用する価値があるグッズと言うことができるでしょう。

ビルドイン式の食器洗い乾燥機を採用する

しかし、それでも水切りのスペースをキッチンの天板の上に設けなければいけない、ということには変わりがありません。もちろんですが、この水切りスペースを無くしてしまった方が、キッチンを広く使えることは確かです。

それを可能にするのが、ビルトイン式の食器洗い乾燥機になります。

ビルトイン式というのはあまり聞き慣れない言葉かと思いますが、食器洗い乾燥機には据え置きタイプとビルトインタイプの2種類があります。

据え置きタイプは水切りカゴと同じようにキッチンの天坂の上に置くもの。そして、今回おすすめするビルトイン式の食器洗い乾燥機はキッチンの天坂の下、つまり引き出しなどがある収納の部分に入る食器洗い乾燥機のことです。

キッチン内蔵型の食器洗い乾燥機、というとイメージが付きやすいかもしれませんね。

キッチンの引き出し部分にある食器洗い乾燥機ですから、キッチンの作業スペースを奪うことなく設置が可能であり、これがあれば水切りカゴも水切りラックも置く必要はありません。

調理や食事が終われば、使った調理器具や食器を食器洗い乾燥機に入れ、洗浄と乾燥が終わればそこから食器棚に移せばそれで終わりです。

水切りのスペースがなくなることによって、キッチンの調理スペース、作業スペースはその分広くなる、ということになります。

食器洗い乾燥機に対して「お湯をたくさん使うからガス代や電気代、水道代が高くなる」というネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃると思います。

ですが、最新の食器洗い乾燥機は手洗いと比べて、使う水やお湯の量はかなり少ないというデータが各社から出ており、手洗いよりも経済的なのは間違いありません。

良いことずくめのビルトイン式食器洗い乾燥機ですが、ひとつ問題なのは、これだけをリフォームでつけるということはできません。ビルトインタイプの食器洗い乾燥機を取り付けるには、それに対応したキッチンでないとダメで、基本的にはキッチン本体丸ごと取り替える必要があります。

しかし水切りカゴの問題を解決するには、このビルトイン式の食器洗い乾燥機が一番である事は間違いありません。水切りで困っているなら、収納などのことも考えて、一度リフォームを検討されても良いのではないでしょうか。

キッチンが狭いときにオススメの冷蔵庫レイアウト

カップボードとコーディネート

狭いキッチンで悩ましいのが食器棚や家電、家具を含めたレイアウトではないでしょうか。特に冷蔵庫は料理をする上で起点となるため、その位置はかなり重要と言えます。

では、冷蔵庫を置く位置はどのように考えればいいのでしょうか

  1. ワークトライアングルを考える
  2. コンロの前に冷蔵庫を置く
  3. 冷蔵庫の分だけキッチンを伸ばす

ワークトライアングルを考える

キッチン移動▼

まず冷蔵庫の配置を考える上で忘れてはいけないのが、冷蔵庫・シンク・コンロを結ぶワークトライアングルという考え方です。冷蔵庫をどこに置けばキッチンを広く使えるのか、ということを考えなければいけませんが、ワークトライアングルは狭い広い関係なく意識をしないといけないものです。

ワークトライアングルとは冷蔵庫・シンク・コンロを結ぶ三角形のことです。この三角形の辺で、シンクと冷蔵庫を結ぶ距離は120から180cm、シンクとコンロを結ぶ距離は120から210cm、コンロと冷蔵庫を結ぶ距離は120から270cmになるように配置するのが良いとされています。

このワークトライアングルが、狭すぎても広すぎてもキッチンは使いづらいものになってしまうので、基本的にはこの距離を念頭においてレイアウトすることが大切だといえるでしょう。

参考記事:使いやすいキッチンの間取り?冷蔵庫と食器棚の配置が大切!

コンロの前に冷蔵庫を置く

ただ、限られたスペースでこのワークトライアングルを考えながら、キッチン・冷蔵庫・食器棚などの配置を考えるのは難しいと言わざるを得ません。

これらの配置が、無理なく推奨されているワークトライアングルの形に収まるのであれば、そもそもキッチンが狭いと嘆かれていることはないようにも思います。

では狭いキッチンで冷蔵庫を置く場合、どのようにレイアウトすればよいのでしょうか。ひとつ言えることは、ワークトライアングルは「広すぎるよりも狭すぎる方がまだ使いやすい」ということです。

例えば、キッチンが狭いので冷蔵庫を少し離れたリビング側に置く、と言うのは効率的にかなり使いづらいキッチンになってしまいます。それならば、狭い中でもコンロやシンクの近くに冷蔵庫を置く方が、使いやすいレイアウトになるという考え方です。

しかし、食器棚や電子レンジなどを置く家電収納を考えると、冷蔵庫を置くスペースがどうしても作れないという場合もあると思います。そういう時には、コンロの正面に人が立てなくても、コンロの前に冷蔵庫を無理やりに置いてしまう、という方法をオススメします。

これはあくまで、それ以外にどうしても冷蔵庫をキッチンに置けないという場合の話、と思って読んで下さい。

まず、コンロは必ずしも正面に立たないと使えないというわけではありません。もちろん、奥側になるコンロの口は使いにくくはなりますが、2口同時に炒め物を作らない限り、さほど困ることはありません。

奥側のコンロの口で味噌汁などのスープ系の料理を作りながら、手前のコンロの口で炒め物を作ると言った具合に役割を分担すれば、正面に立たずともコンロを使用することは十分に可能です。

冷蔵庫をコンロにベタ付けで置いて、完全に真横からしか使えない状態になるのであれば、さすがに厳しいとは思いますが、30センチほどの隙間が空いていれば割と何とかなります。

ただし、このレイアウトにしてしまうとコンロのグリル機能を使うのは難しくなります。電子レンジをオーブンレンジのものにするなどの工夫が必要になるでしょう。

冷蔵庫の分だけキッチンを伸ばす

もし、このような手段で冷蔵庫の位置を考え直すことができれば、今までキッチンの隣に位置していた冷蔵庫を動かして、その分キッチンを長いものにリフォームすることも可能です。そうすれば、作業スペースを広く取れたり、収納を増やしたりすることができます。

ただ、これは本当にその家の間取りに合わせたケースバイケースの考えが必要になるので、もし狭いキッチンで冷蔵庫の位置に悩まれているのであれば、一度ご相談いただくのが良いかもしれませんね。

キッチンが狭いときのゴミ箱の考え方

狭いキッチンで置き場所に困るものといえば、ゴミ箱も悩ましいもののひとつです。

どこに置いても目立つし、スペースをとり邪魔になってしまうゴミ箱。スペースを有効活用し、狭いキッチンでも無理なくゴミ箱を置くにはどうすればよいでしょうか。

解決策としては、

  1. 移動式ワゴンを使う
  2. 食器棚をゴミ箱内蔵型に替える
  3. ゴミ箱は置かない

の3つが考えられます。

移動式ワゴンを使う

ひとつは収納の時にも出てきた、移動式のワゴンを使うという方法です。この移動式ワゴンには、一番下の段がごみ箱になっているタイプもあるのです。

これを使うと収納の見出しの時にもお話したように、必要な時にだけキッチンに置くことができ、邪魔になったときはリビング側に移動させることが可能。そのため、人が移動するための通路をゴミ箱のスペースとして使用することができるようになります。

食器棚をゴミ箱内蔵型に替える

もうひとつ、ゴミ箱スペースの有効な使い方といえば、食器棚をゴミ箱が内蔵されているものに変えるという方法があります。

もちろんこれを使うと食器棚の収納力は下がりますが、使いにくい下の段をゴミ箱のスペースにしているので、思っているよりは無駄がない構造になっています。

また少しのスペースを埋めるような細いタイプの食器棚にも、ゴミ箱が内蔵されているものもあります。こういった食器棚に変更することができれば、狭いキッチンでも、ゴミ箱のスペースが邪魔になるということはなくなるでしょう。

ゴミ箱は置かない

これは究極的な話になりますが、キッチンにそもそもゴミ箱を置かないという方法もあります。

これはキッチンにゴミ箱を置くのではなく、家の外に少し大きめのゴミ箱を置いておくというものです。キッチンから出るゴミはスーパーの袋などを吊り下げておき、袋がゴミでいっぱいになったら外のゴミ箱に捨てに行きます。

スーパーの袋ではすぐにゴミはいっぱいになり、外のゴミ箱に捨てに行く回数はかなり多くなると思いますが、ゴミを家の中に溜めることもなく、ゴミ箱のスペースを作る必要もないので、これが意外と有効な方法だったりします。

家の外にゴミ箱が置けない状況ならこれは試せませんが、もしそうでないのなら一度試してみても良いかもしれません。

狭いキッチンを改善するためのレイアウト 

最後に、狭いキッチンを改善する方法として、キッチンの形を変えてレイアウトを変更するというものを紹介したいと思います。

  1. L型はオススメしない
  2. リビングに余裕があるならⅱ型キッチン
  3. 狭いキッチンにはA型がフィットする

L型はオススメしない

現状がシンク・作業スペース・コンロが一直線に並んでいるI型キッチンで、キッチンが狭いと感じている場合、L型キッチンへリフォームをするケースが多いように感じますが、これはあまりお勧めしません。

I型キッチンをL型キッチンリフォームするのは、スペースの関係でやりやすい場合が多く、リフォーム業者も安易に選択をしがちです。しかし、L型キッチンでは作業スペースがさほど広くならない、ということも多くあります。

一直線のIの形からさL字にすることで、キッチンの大きさは広くなります。その分収納スペースも増えるので、食器棚を一つ減らしたり、サイズダウンしたりすることで、キッチンが広くなるということは確かにあると思います。

しかし、作業スペースはL字にしても広くならないことが多いのです。これは、コンロ横の壁のくぼみに当たる部分がデッドスペースになってしまうことが多く、思っているよりはキッチンが広くならないからです。

特にコンロをガスにしている場合は、このLの直角接地面、壁のくぼみに当たる部分にはあまり物を置くことができず、このスペースを全く有効活用できないことも珍しくありません。

調理台の見出しの時にも書きましたが、IHにすればコンロの近くにも物を置くことが可能になります。L字キッチンにリフォームするのであれば、せめてコンロはIHを選択するべきでしょう。

リビングに余裕があるならⅱ型キッチン

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では、I型キッチンの場合はどのような形のキッチンにリフォームすると、キッチンの狭さを解消することができるのでしょうか。これも調理台の見出しの時に書きましたが、リビング側にスペースがあるのであればⅱ型キッチンにすることをオススメします。

ⅱ型キッチンにすれば、作業スペースが広くなるという利点もありますし、今まで横一線だったキッチンを2分割することによって、キッチンの占有面積を小さくしながらも効率の良いキッチンへ変えることができます。

I型キッチンは横移動が多く、効率の悪いキッチンと言われていますが、ⅱ型キッチンはコンロからシンクへの移動が振り返るだけでできるので、非常に効率が良く楽なキッチンとも言われています。

現在が壁付けのI型キッチンでリビングに少しスペースの余裕がある場合や、現在がカウンターキッチンである場合などは、L型キッチンではなくⅱ型キッチンにレイアウト変更した方が、スペースを有効活用できると言えるでしょう。

ただし、ⅱ型キッチンにレイアウト変更をできるかどうかも間取り的な条件はあります。もし、現在ⅱ型のキッチンを使っているのに狭くて困っているという方は、レイアウトの設計段階で大きな誤りがあった可能性があります。

ⅱ型キッチンを入れられる間取りではないのに、無理やりそういう形にしてしまい、冷蔵庫や食器棚・ウォーキャビネットなどの配置が上手くいかず、結果的に狭く使いづらいレイアウトになっているのではないでしょうか。

そういった場合は、思い切ってI型のキッチンにリフォームし直したり、この後に説明するA型キッチンにリフォームしたりするなど、レイアウトの大きな変更を図った方がいいかもしれません。

狭いキッチンにはA型がフィットする

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では、現状でL型キッチンを使っていて狭かったり、I型キッチンだけどもリビング側にスペースの余裕がなかったりする場合は、どのようにすればよいでしょうか。

その場合は、A型キッチンにレイアウト変更することを強くお勧めします。このA型キッチンは、十分なスペースが取れない間取りの家でも効率よく、広々と調理ができるように工夫されており、狭小空間には最適なキッチンと言えます。

A型キッチンは、デッドスペースになりがちだったL型キッチンの直角になっている部分に、少し出っ張りを持たせて広くした形状をしています。そうすることで、この部分を作業スペースとして使用することができ、無駄な空間を省くことに成功しています。

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また、通常のL型キッチンではシンクとコンロは離れた位置にあるのですが、A型キッチンではシンクとコンロを近くに設置されています。これにより洗う→切る→加熱するという作業工程が体を回転するだけで出来、ほとんど移動することなく完了させられるようになります。

画像はガスコンロになっていますが、作業スペースとコンロが近いので、A型キッチンも熱源はIHを選択することをオススメします。

非常に少ない面積で調理工程を終えることが出来るキッチンであるため、現状のキッチンをサイズダウンさせても十分な調理が可能となります。

キッチンをサイズダウンさせれば、今までキッチン本体が占有していたスペースに、冷蔵庫や食器棚といった他のものを配置するレイアウトが可能になります。A型キッチンであれば、圧迫感のあったキッチンを、広く開放的に使えるレイアウトへ変更することも夢ではありません。

このA型というキッチンの形はTOTOにしか品揃えが無く、他のメーカーでは取り扱いがありません。これはTOTOがデザインの特許を持っているのか、この形の良さが一般に知れ渡っていないのかはわかりませんが、認知度が低いのは確かといえるでしょう。

キッチン部分にスペース的な余裕がなく、狭くて困っているという方には、A型キッチンが断然オススメです。A型キッチンこそ狭いキッチンで悩まれている方には、うってつけのレイアウトであると言えます。

キッチンが狭くても諦めてはいけない

最近の日本の住宅事情は大きく様変わりしており、部屋数を少なくして広いLDKを持たせる新築住宅が多くなっているようにも感じます。

しかし私たちはリフォーム業者なものですから、そう言った最近家を建てられた方の話を聞くことはほとんどなく、多くが20年30年前にお家を建てられた方々になります。

その頃の住宅事情と今の住宅事情は大きく異なっており、LDKという間取りは一般的になっていましたが、まだまだそこに割かれる面積は狭く、必然的にキッチンに割かれる空間も小さくなり、キッチンが狭いというお悩みをもたれる方は非常に多いです。

今回の記事が、そんな方々のお役に立てたならば幸いです。もし私たちが足を運べる範囲にお住まいであれば、直接ご相談させていただくことも可能ですので、ぜひ一度お電話ください。

一緒に狭いキッチンという悩みを解決し快適な生活を作っていきましょう。

 

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