キッチンの床は何がいいの?いろんな床のメリットデメリット

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キッチンの床と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

近年の日本の住宅ではLDKの形式が多く採用されているので、リビング・ダイニングで多く採用されるフローリングの床が、キッチンにも採用されるケースが多いかと思います。

しかし、リビング・ダイニングに適した床とキッチンに適した床というのは違うものです。

「キッチンだけ別の床にするなんて出来ないんじゃないか」と思われる方も多いですが、実はLDKでキッチンの床だけを別の素材で作ることは可能です。

そこで今回は、キッチンで使われる様々な床の特徴をご紹介しつつ、それぞれのメリットとデメリットについてお話したいと思います。

キッチンの床に求められる性能

キッチンにどんな床があるのかという話をする前に、キッチンの床はどういうものが適しているのか、どういう性能が必要なのかという事をお話したいと思います。

キッチンに求められる性能としては、下記の3つが挙げられます。

  • ●水に強い
  • ●掃除がしやすい
  • ●デザイン性が高い

まずキッチンは何と言っても水を使う場所ですので、一番に求められるのは水に強いというところです。

キッチンでの調理や洗い物は、どんなに気をつけていても水ハネは起こってしまいます。

また、洗剤や油などはどうしても床に飛び散ってしまうものです。ですので、お手入れが簡単であるということも重要な要素になるでしょう。

近年のキッチンはとてもデザイン性に優れたものが多く、キッチンをオシャレな空間にしたいという方も沢山いらっしゃいます。

機能性だけでなく、デザイン性もキッチンの床には求められるということになります。

キッチンの床の種類

では、キッチンの床にはどのような製品があるのでしょうか?

マンションと戸建ての両方で、一般的にキッチンで使われる製品は下記のものになります。

  • ●フローリング
  • ●クッションフロア
  • ●フロアタイル
  • ●タイル
  • ●コルク
  • ●石材

まず、日本の住宅で一番多くキッチンに採用されている床がフローリングです。

これは、LDKでリビング・ダイニングに使用されるケースが多く、その延長でキッチンにも同じフローリングが使用されているからだと思います。

しかし他の製品と比べると、フローリングはキッチンに適したものとはあまり言えないように思います。

次に多く採用されているのがクッションフロアではないでしょうか。

クッションフロアは塩化ビニール素材で出来ているため水に強く、キッチンに適した床材と言えます。さらに安価という利点もあるので、多くの住宅で採用されている製品です。

また同じ塩化ビニール製で、クッションフロアよりデザイン性の高いフロアタイルも、キッチンに向いた床材だと言えるでしょう。

他にはあまり一般的と言えるものはありませんが、タイルやコルク、石材といったものもキッチンの床材として採用されています。

では、それぞれの詳しい特徴とメリットデメリットを見ていきましょう。

フローリングをキッチンの床に使用した場合の特徴

マンションでも一戸建でも、一番使用されている床がフローリングです。

ですが、一口にフローリングと言っても大きく分けて2種類のものがあるというのは、あまり知られていません。

実は、フローリングは無垢材を使った単層フローリングと、複数の板を重ねて作る複層フローリングの2種類があるのです。

単層フローリングと複層フローリングでは、その特性に大きな違いがあります。

どちらもキッチンに使われている製品ですが、基本的にはどちらもキッチンに最適な床材とは言えないでしょう。

それは木材を材料とした床材である為どうしても水に弱く、熱にも弱いという特性があるからです。

複層フローリングはコーティングの技術でそのデメリットを克服している製品もありますが、他の床材と比べると、やはり水や熱に弱いという部分は否めません。

特に単層のフローリングは、あまりキッチンに使わない方が良いでしょう。

キッチン床としての単層フローリングの特徴

単層フローリングは、天然の木材から切り出される1枚板のフローリングになります。

ですので、その特徴というのは木材の種類によって大きく変わります。

硬さや耐久性、伸縮の具合、反りや曲がりの起こりやすさなど、その単層フローリングに使われている木材が、どういった特性を持っているのかというのを知る必要があるのです。

ただ全体的な特徴として言えるのは、単層フローリングは天然木材の1枚ものですので肌触りが良く、調湿機能に優れており、保温性や断熱性が高いということが言えるでしょう。

キッチン床としての複層フローリングの特徴

複層フローリングは単層フローリングと違い、様々な木材を合わせて作った合版になります。

複層フローリングの表面には化粧板が使われ、その上にコーティング剤が施されているので、単層フローリングに比べて水や汚れに強く、傷が付きにくいという特徴があります。

とはいえ複層フローリングも木材の床になりますので、他の床材と比べると水に強いとは言い難いところではあります。

ただ、多くのマンションや一戸建てキッチンに採用されているのはこの複合フローリングであり、キッチンでの使用に耐えられないかと言われると、そういうわけではありません。

単層フローリングはどんな木材を使ったかによってその樹木の特色がダイレクトに出るものでしたが、複合フローリングの場合はいわゆる加工品であるため、どのような加工処理が施されたかによって特色が変わってくると言えます。

傷がつきにくかったり、お手入れが簡単だったりするものからワックスがけが必要なものなど、その機能や特色は多岐に渡ります。

フローリングへのリフォーム

フローリングへリフォームする場合は、基本的に全ての床を剥がし、根太や大引(地面と水平に設置する床を支える柱)が見える状態にする必要があります。

そこにベニヤ板を貼り、その上にフローリングを敷き詰めていくというのが一般的な工法です。

また、現状の床の材質によって出来る出来ないはありますが、新しいフローリングを上から重ねる『重ね張り』という工法もあります。

ただ、この工法でリフォームすると床鳴り(歩いたときに床がギシギシと鳴る)が起こる可能性があるなど、デメリットもあることには注意が必要です。

フローリングへのリフォーム価格

フローリングの床にリフォームする時の価格ですが、これはリフォーム面積と、どのようなフローリングを採用するかによって大きく変わります。

特に単層フローリングと複層フローリングでは価格に大きな違いがあるので、注意が必要です。

一般的な複層フローリングを採用し、15畳ほどのLDKで床の張り替えを行う場合なら、概ね25万円~35万円というのが相場になろうかと思います。

キッチン床としての単層フローリングのメリット

  • ●肌触りが良い
  • ●調湿機能に優れている
  • ●保温性や断熱性が高い
  • ●人工的でなくデザイン性が高い

単層フローリングのメリットは使用されている木材によって大きく変わりますが、全体的には肌触りがよく、調湿機能に優れており保温性や断熱性が高い、ということが挙げられます。

単層フローリングは年月を重ねると自然な光沢が出てくることでも知られており、温かみが増すとも言われています。

また天然の素材を使用しているため、人工的ではない木そのものの色や木目を楽しむことが出来るのも特徴のひとつです。

単層フローリングはデザイン性が非常に高く、リラックスできる床材と言えるでしょう。

キッチン床としての単層フローリングのデメリット

  • ●水に弱い
  • ●反りや割れが起こりやすい
  • ●メンテナンスが必要
  • ●非常に高価
  • ●部分的な張り替え補修は基本的にできない

フローリングは木材を使用した製品であるため水に弱く、基本的にはキッチンに向いていません。

特に、単層フローリングは表面が切り出した木材そのものであるので、例えばコーヒーなどをこぼしてしまうと大変なシミになってしまいます。

ですので、一般的にはクリア塗装をしたりワックスをかけたりするなどして、表面を保護しなければいけません。

そのような表面の保護を行っても、元々が水に強い素材ではありませんので、水に濡れたまま長時間放置すると膨張を起こしたり、変色しまったりすることがあります。

また、経年劣化でクリア塗装やワックスが剥がれてくると水を吸収しやすくなる為、自然に腐食やカビが発生する可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスが必要であることはデメリットと言えるでしょう。

そして、単層フローリングは木材そのものが持つ伸縮性で反りや割れが起こりやすい、というのもデメリットのひとつです。

これを防ぐために、単層フローリングでは施工時にフローリングとフローリングの間に少し隙間を持たせることがあります。

当然ですがその隙間には埃がたまりやすくいですし、その隙間から水が浸入していくということも十分に考えられます。

さらに、単層フローリングは木材の材質によっては傷が非常につきやすい、というデメリットもあります。

1枚ものの天然素材ですので、非常に高価というのもデメリットかもしれません。

そんな高価な単層フローリングですが、一部の箇所に大きな傷ができた時など、そこの部分だけ張り替えるということは出来ません。

全くもって不可能という訳ではありませんが、単層フローリングは非常にデザイン性の高いものであり、一部分だけの張替えには強烈な違和感が残るのでしない方がいいでしょう。

また、その継ぎ目の部分からの浸水や、反りや曲がりの原因になるなどのリスクも伴います。

部分的に張り替えるにしても、LDKの中でキッチンだけなど大きなひと区画にする必要があるでしょう。それでもあまりお勧めはしないところであります。

キッチン床としての複層フローリングのメリット

  • ●耐水性がある
  • ●お手入れが簡単
  • ●単層フローリングに比べて安価

複層フローリングの場合は単層フローリングと比べていろいろな製品があり、特色も多岐に渡ります。ですので、使用用途によってフローリングを選べるというのはひとつのメリットと言えます。

キッチンに使用する場合は耐水性があり、お手入れが簡単、汚れがつきにくくシミになりにくいといったフローリングを選ぶと良いでしょう。

また複層フローリングは加工が簡単なため、リフォームに適しているという特色もあります。

単層フローリングに比べ、安価であることもメリットといるでしょう。

キッチン床としての複層フローリングのデメリット

  • ●水に強いとは言い難い
  • ●部分的な張り替えは基本的にできない
  • ●単層フローリングに比べてデザイン性は劣る

複層フローリングのデメリットとしては、耐水性があるものも選んだとしてもやはり原材料が木材ですので、水に強いとは言い難い点か挙げられます。

もちろん耐水加工されたフローリングであれば、キッチンの床として使用することにさほど問題はありません。

ですが、複層フローリングも表面のコーティングで防水性を保っているので、これが経年劣化で剥がれてくれば水を吸収してしまいます。

そして単層フローリングと同様に、床の一部に大きな傷がついたとしても、そこの部分だけを張り替えるというような補修は基本的にできません。

これは複層フローリングを施工する際に、フローリングに施された凸と凹を繋いで接着剤で貼り合わせていくためです。

1枚だけを取り除いて、そこに別の1枚を繋げるということは後からできない仕様になっています。

もちろん無理やりやってやれなくはないですが、大きな違和感が残りますし、継ぎ目の部分はなかなか綺麗に収まりません。こういった部分から浸水し、さらに別の場所を痛めてしまう可能性もあります。

また単層のフローリングと比べると、どうしてもデザイン性は劣ってしまうというのもデメリットのひとつでしょう。

フローリングまとめ

単層フローリングはキッチンに向いておらず、複層フローリングは使用に耐えられる製品ではありますが、適しているとは言い難いです。

多くのマンションや戸建住宅で使用されている複層フローリングですが、キッチンで使用するならば、キッチンマットを引くなどの工夫が必要であると言えます。

もしLDKをリフォームするなら、キッチンもリビング・フローリングと同じフローリングで、と安易に考えない方がいいかと思います。

クッションフロアをキッチンの床に使用した場合の特徴

クッションフロアは塩化ビニールを原材料とした床材で、非常に水に強く掃除も簡単であり、さらに安いという特色があります。

またクッションフロアの柄は印刷で作られるため、多種多様なデザインから選べるというのも魅力のひとつです。

しかし全材料が塩化ビニールですので、熱に弱いという性質があます。柔らかい素材のため、傷つきやすいというデメリットがあることも忘れてはなりません。

非常に水に強い性質を持っていますので、キッチンでの使用に向いている製品であると言えますが、耐久年度はそれほど長くないという事には注意が必要です。

新築でもリフォームでも、コストを抑えたいときによく採用される床材ですが、定期的に張り替えを実施する必要があるということは理解しておいた方がいいでしょう。

クッションフロアへのリフォーム

クッションフロアは施工しやすく工期が短いため、リフォームの工事費は他の製品と比べて安いです。

また、クッションフロア自体も他の床材と比べて安価であるため、総合して非常に経済的な床材と言えるでしょう。

またクッションフロアへのリフォーム工事では、リフォーム前の床がフローリングなどの場合に、現状の床の上にクッションフロアを貼るという『重ね張り』の施工も可能です。

この工法でリフォームを行うと工期がより短くなるので、さらに工事費が安くなります。

ただし、フローリングの溝やタイルの目地など凹みがある場合は、まずパテでその溝を埋める必要があります。そうしないと重ね張りしたクッションフロアに、その凹みの形が浮き出てくるからです。

クッションフロアへのリフォーム価格

先ほどお話したように、クッションフロアは非常にリフォームしやすく安価な床材であります。

現状の床を剥がすかどうかで価格は大きく変わりますが、今ある床の上にクッションフロアを貼るという形であれば、材料費込みで10万円を切るケースも珍しくありません。

キッチン床としてのクッションフロアのメリット

  • ●塩化ビニール素材なので防水性が高い
  • ●柔らかい素材なので足への負担が他の。床材と比べて少ない
  • ●柔らかいので食器を落とした時にわれない可能性がある
  • ●カラーやデザインが豊富
  • ●リフォーム費用が非常に安価
  • ●メンテナンスがいらない

クッションフロアは塩化ビニール素材で出来ているため、非常に防水性が高いのが特徴です。

これは、キッチンで使用する床材としては非常にポイントが高いと言えるでしょう。

床材でありながら柔らかい材質というのも特徴のひとつで、立っての作業が多いキッチンでは、足への負担が他の床材と比べて少ないのはメリットです。

また絶対とは言えませんが、柔らかいので食器を落としても割れにくいというのもメリットでしょう。

さらに、クッションフロアは非常に多くのデザインから選ぶことが出来ることも魅力です。

木目調からタイル調、柄物までたくさんの種類があり、カラーも豊富です。

木目調だけでも種類はたくさんあり、ヴィンテージ風やナチュラル系など多くの中から選ぶことができ、さらにカラーもホワイト系からダーク系まで様々なものあります。

カタログを見たときにあまりに多すぎて選べないという方もいらっしゃいますが、クッションフロアならキッチンやLDK全体のコーディネートをする時に、自分が思う通りのものを探すことが出来ると思います。

また、リフォームの工事費が安いことも魅力と言えるでしょう。

さらに、フローリングはコーティングが剥がれてくれば塗装をするなどのメンテナンスが必要ですが、クッションフロアは特にメンテナンスをする必要がないこともメリットと言えます。

キッチン床としてのクッションフロアのデメリット

  • ●熱に弱い
  • ●シート状の床材なので部分的な修復が難しい
  • ●主に家具を置くと凹みが生じる
  • ●耐久年数は短い

クッションフロアは塩化ビニール製なので、水には強いですが熱には非常に弱い製品になります。

もちろん床に熱したフライパンを置くなんてことはないので、基本的にそこまで気にする必要はありません。ですがキッチンは熱源を使う場所ではありますから、熱に弱いという特徴があるということには注意を払う必要があるでしょう。

また、クッションフロアは他の床材と比べて耐久年数が低いというのは大きなデメリットのひとつです。

クッションフロアは床に専用のボンドで貼り付けていく施工になりますので、そのボンドが経年劣化で弱くなり、剥がれが生じてくることが多いです。柔らかい材質なので傷がつきやすく、その傷から剥がれてくるということも考えられます。

さらに、経年劣化で痛みが発生しても部分的な補修は出来ない場合が多いのもデメリットと言えるでしょう。

クッションフロアはシート状の素材であり、何メーターというロールで販売されています。施行時にはそれを広げて貼っていきますので、部分的な補修は難しいのです。

もちろんクッションフロアを部分的に切り取って、そこにだけ新しいクッションフロアを貼るということは出来なくはありません。

しかし、今度はそこからクッションフロアが剥がれるなど、二次災害的な事も起こりますので、張り替えるなら部屋全体という話になります。

メンテナンスは不要ですが、逆に言うとメンテナンスができないというデメリットもあると言えるでしょう。

また、キッチンでクッションフロアを使用する場合はさほど気にならないかもしれませんが、家具を置くとその部分に凹みが生じてしまうというデメリットもあります。

これは家具だけでなく、椅子などを使用した時にも凹みは生じます。

クッションフロアは非常に安価な製品ですが、10年程度で張替えが必要になるケースも多いということには注意が必要でしょう。

クッションフロアまとめ

クッションフロアは水に強く、足への負担も小さいので、キッチンに適した製品と言えます。

また非常に安価であり、リビング・ダイニングでの使用にも耐えられるため、LDK全体で採用されるケースも増えてきています。

ただデメリットが無いわけではないので、それも理解した上で採用するかどうかを決めることは重要です。LDKの中でキッチンだけをクッションフロアにすることも可能です。

フロアタイルをキッチンの床に使用した場合の特徴

フロアタイルはクッションフロアと同じく塩化ビニール素材の床材ですが、その特徴は大きく異なります。

クッションフロアはクッション性の高い素材ですが、フロアタイルは硬く作られた床材です。

しかし、厚みはフロアタイルの方があるので、クッションフロアと比べて丈夫な素材と言えるでしょう。

このため、フロアタイルはキズが付きにくく家具などを置いても凹むことはまずありません。

また、クッションフロアと同じく多くのデザインやカラーが存在しているのですが、質感はフロアタイルの方が非常に高いのも特徴です。

木目調のフロアタイルは単層フローリングのような深い味わいを持ち、石材調のフロアタイルでは本物の石材かと見間違えるほどのリアルさがあります。

フロアタイルの床を見た後では、クッションフロアの床はとてもチープに見えてしまうでしょう。

フロアタイルへのリフォーム

フロアタイルへのリフォームは、基本的にクッションフロアの施工方法と変わりません。既存の床材への重ね貼りも基本的に可能です。

ただ、クッションフロアはシート状の素材ではなく1枚1枚のピース状の素材になりますので、クッションフロアよりも施工には時間がかかります。

フロアタイルへのリフォーム価格

フロアタイルは、クッションフロアと比べるとやはり少し高価なものになります。しかし、フローリングなど他の床材と比べると比較的安価ではあります。

また、先ほどお話したようにフロアタイルはクッションフロアよりも施行に時間が掛かります。

1日で工事が終わるなら施行費はそこまで変わりませんが、1日で終わらせられる範囲はクッションフロアよりも狭いので、リフォームする面積によっては工事費が大きく違うという点には注意が必要です。

フロアタイルの中でも価格差はありますので、どんなフロアタイルを選ぶかによって変わっては来ますが、15畳くらいの一般的なLDKであれば、15万円から20万円くらいが相場でしょう。

キッチン床としてのフロアタイルのメリット

  • ●耐水性がある
  • ●質感がリアルであり、高級感がある
  • ●硬いので傷が付きにくく気丈夫
  • ●比較的安価
  • ●メンテナンスが必要ない
  • ●部分的な補修が可能

フロアタイルは塩化ビニールの素材で出来ていますので、耐水性に優れていることはメリットと言えます。キッチンで使用する床材としては、とても大切な点です。

また、デザイン性が高いこともフロアタイルのメリットと言えます。

木材や石材などの質感がリアルに再現されており、特にデザイン性は高いけど水に弱い単層フローリングの代わりとして、キッチンに使用されるケースも多いです。

そしてフロアタイルは硬く丈夫な素材であり、傷がつきにくいということもメリットのひとつ。他の床材と比べると比較的安価でメンテナンスが必要ないというところも魅力です。

さらに熱による変形や変色、大きな傷が付いた場合にも、フロアタイルは部分的な補修が可能というのは大きなメリットと言えます。

クッションフロアは大きなシート状の床材ですが、フロアタイルは1枚がそれほど大きくないピース状の素材ですので、傷んだ部分だけを張り替える事も可能なのです。

ただし、周囲のフロアタイルと馴染まず新品のフロアタイルが見た目で浮いてしまうという事もありますし、部分補修したところから捲れてくることもあります。

使用しているフロアタイルが廃盤になることもあるので、そういった場合には部分補修はもちろん出来ません。

キッチン床としてのフロアタイルのデメリット

  • ●熱に弱い
  • ●耐水性はあるが目地からの浸水には注意
  • ●塩ビ素材だが、クッション性はない

フロアタイルは塩化ビニール素材の床材なので、クッションフロアと同様に熱に弱いというデメリットがあります。

またピース状の床材なので、床材同士をつなぐ継ぎ目の部分はクッションフロアよりもかなり多くなります。

これにより部分補修ができるというメリットもありますが、この継ぎ目の部分から浸水しやすいというデメリットもあるのです。

通常の施工が出来ていればさほど気にするような浸水は起こりませんが、それでも長時間濡れたまま放っておくことは避けた方がいいでしょう。

また、同じ塩化ビニール素材ということでクッションフロアと混同しがちですが、フロアタイルは硬いのでクッション性はありません。

フロアタイルまとめ

フロアタイルはキッチンの床材として見たとき、デメリットらしいデメリットがあまりないので非常にお薦めの床材です。

デザイン性も高く安価ですので、キッチンに高級感を出したい時にもフロアタイルはお薦めです。

タイルをキッチンの床に使用した場合タイルの特徴

キッチンのリフォームをするとき、部屋の雰囲気を重視してキッチンの床にタイルを採用したい、という方は多くいらっしゃいます。

タイルは非常に水に強く、汚れが付きにくいなとキッチンの床材としては非常に適した製品と言えます。

しかしタイルはデメリットも多く、それを理解しないままタイルをキッチンの床に採用すると大きな後悔をしてしまうこともあります。

タイルへのリフォーム

タイルへのリフォームも、実は基本的にクッションフロアやフロアタイルと工法は変わりません。既存の床材の上に重ねて貼ることも可能です。

タイルと言えばモルタル(セメント)を使った左官工事というイメージがありますが、木造の一戸建て住宅ではモルタルでの施工は基本的に出来ません。

ですので、現在では木製合板に使える接着剤を使ってタイルを貼っていきます。

RC造(鉄筋コンクリート造)のマンションでも、近年では接着剤での施工が増えています。

タイルへのリフォーム価格

タイルは他の床材に比べて圧倒的に種類が多く、製品による価格差もかなり大きいです。

1㎡で1,000円程度のタイルもあれば、中には1㎡で10,000円以上するタイルもあります。ですので、タイルへのリフォーム費用というのは、どのようなタイルを使うかによって決まると言えるでしょう。

工事費だけで考えると、面積にもよりますが重ね貼りで5万円から10万円程度、張り替えなら10万円から15万円程度といったところでしょうか。

デザインで言えばクッションフロアやフロアタイルも多くの種類がありますが、印刷面の種類が多いだけで、基本的な製品の種類はさほど多くありません。

なので、クッションフロアやフロアタイルには価格差はあまりないのです。

キッチン床としてのタイルのメリット

  • ●防水性が高い
  • ●お掃除が楽
  • ●耐久性が高い
  • ●デザイン性が高い

タイルは防水性が高いだけでなく、汚れが付きにくい素材であり、サッと拭くだけで簡単に汚れを取ることができるなど、お掃除も簡単な製品であります。

特にキッチンでは油ハネや水ハネが多いので、簡単に手入れができるタイルはキッチンに向いている床材と言えます。

また、タイルは他の床材に比べて耐久性が高いのも特徴です。タイルは陶器や陶磁器になりますので、100年以上メンテナンスなしで使い続けることも可能です。

ただしタイルに使う接着剤や、タイルとタイルをつなぐ目地(つなぎ目にある溝の部分)に関してはこの限りではない、ということには注意が必要でしょう。

タイルは見た目の高級感が床材の中でもトップクラスであり、デザインや色合いも豊富です。

色々なタイルを組み合わせてひとつの床を作り上げることも可能であり、これは他の床材にない特色と言えます。個性溢れるキッチンにすることも可能というのは、タイルの大きな魅力のひとつでしょう。

このように、キッチンはキッチンの内装にこだわりたい方にオススメの床材ではあります。

キッチン床としてのタイルのデメリット

  • ●冬場は非常に冷たい
  • ●硬い
  • ●目地の汚れが目立つ
  • ●水洗いは出来ない
  • ●滑りやすい
  • ●製品が高価

これは個人的に思うことですが、タイルの最大の弱点は冷たいということだと思います。夏は涼しくて良いのですが、冬の辛さは半端ではありません。

タイル張りのお風呂の冷たさを想像してもらえるとよく分かると思います。

あとで少しお話しますが、タイルと床暖房の相性は悪くないのでキッチンにタイルを敷く場合には、床暖房が必須と言えるでしょう。

またタイルは非常に硬い素材の床材ですので、立って作業をするキッチンでは足への負担が他の床材と比べて大きいと言えます。食器を落とした時には割れてしまう確率が高いのもデメリットでしょう。

そして、選んだタイルによっては目地の汚れが目立つ場合があることにも注意が必要です。

タイル自体は汚れにくく掃除がしやすい床材なのですが、タイルとタイルをつなぐ目地は汚れやすく、掃除が大変と言うデメリットがあります。

今は接着剤での施工がメインとなっており、目地も樹脂タイプのものが多いので、昔ほど目地のシミやカビなどの汚れは少なくはなっていますが、それでもタイルも床に選んだ時には汚れが気になる部分と言えます。

特に白い目地を使っている場合はかなり汚れが目立ちます。キッチンでは水ハネや油ハネが必ず起こるので、油汚れなどは特に気にかける必要があるでしょう。

汚れの目立たない色付きの目地を選んだり、1枚が大きめタイルで目地を少なくしたりするなど、汚れが目立ちにくくするというは、キッチンの床をタイルにする際のポイントと言えます。

またタイルといえば水洗いですが、キッチンに使うタイルに水を掛けてブラシでゴシゴシというような洗い方はできません。

これはキッチンのタイルの床には排水口がないからです。もちろん他の家具に水がかかってしまうからでもあります。

キッチン床のタイルの掃除は、水洗いというより水拭きになるという認識は持っておいた方がいいでしょう。

それと選ぶタイルの質感によっても変わりますが、基本的にタイルは滑りやすい床材です。表面がツルツルして滑りやすいタイルだと、水や油が跳ねた時に非常に危険な状態になることもあります。

キッチンは火や刃物を使う場所ですので、できるだけ滑らない素材のタイルを選ぶことは重要でしょう。

しかし、滑らないタイルというのは表面がザラザラしたタイルということになるので、こういったタイルは汚れが吸着しやすく、床拭きなどの掃除がしにくいタイルになります。

ということは、タイルのメリットを消してしまうことになってしまいます。

それでもタイル調やタイル風ではなく、本物のタイルを使うことで醸し出される高級感には特別なものがあります。

ただし、こういった高級感が出るタイルというのは非常に高価だということも忘れてはいけないでしょう。

タイルと床暖房の関係性

夏は涼しく、冬は冷たいタイル。

先ほどもお話したように冬の冷たさは半端ではないので、エアコンなどの暖房器具だけでは足元まで温めることはなかなか難しいです。ですので、タイルの床を採用する際には床暖房を設置することがまず必須と言っても過言ではないでしょう。

しかし「冷たいタイルに床暖房をかけてもなかなか暖まりにくいし、すぐ冷たくなってしまうからランニングコストが高いのでは?」と思われる方も多いでしょう。

でも、実はタイルというのは床暖房と非常に相性が良い製品であるのです。

これは、タイルが持つ熱伝導率という話が非常に関係してきます。

熱伝導率とは、その素材が『どれだけ熱を伝えやすいか』という値になるのですが、この値が高ければ高いほど、それは熱を伝えやすい素材ということになります。

タイルの熱伝導率はフローリングの約10倍であり、床暖房の熱を吸収しやすく非常に暖まりが良いのです。そして、タイルはフローリングに比べて蓄熱性も約2倍。

つまり、熱し易く冷めにくいという性質であるということなのです。

フローリングは温まってもなかなか温度が安定せず、「少し温度が下がっては温める」という運転を繰り返すのに対し、タイルは温まったら冷めにくいので、温まってからの床暖房の運転は穏やか。

つまり、タイルの方が床暖房のランニングコストは低いという事なのです。

ただ、タイルの床暖房はフローリングに比べて暖まるまでの時間は長くかかってしまいます。

フローリングよりタイルの方が暖まりやすいのに何故かという話ですが、これはフローリングが床暖房の上に直接引かれるのに対し、タイルは床暖房の上に下地となる合板を敷いてその上にタイルを貼っているからです。

まず合板を温めて、それからタイルを温めるという構造にどうしてもなってしまうので、暖まりは遅くなってしまうということなのです。

ですので、キッチンでタイルを使用し床暖房を設置した場合には、キッチンを使用する1時間前には床暖房のスイッチを入れておく必要がある、ということには注意が必要です。

タイルまとめ

タイルは非常に高級感があるデザイン性の高い製品ですが、実用的な性能があるかと言われると疑問です。

冬場のことを考えると床暖房は必須ですし、非常にコストの掛かる床材でもあります。

オシャレは我慢ではありませんが、タイルをキッチンの床に採用する際には、それなりの覚悟が必要と言えるでしょう。

コルクをキッチンの床に使用した場合の特徴

コルクの床材というと日本ではあまりイメージがないかと思いますが、コルクは弾力性、断熱性、遮音性、防滑性に優れており、非常に多機能な自然素材の床材です。

また、コルクはエコ素材としても注目を集めています。普通、木材は木を伐採して制作しますが、コルクはコルクガシという木の樹皮が原材料です。

このコルクガシは樹皮が再生するという特色があり、数年でまた採取が可能になります。つまり、コルクは伐採することなく繰り返し採取できるエコ素材ということなのです。

コルクへのリフォーム

コルク床へのリフォームも、条件によりますが既存の床の上に貼る重ね張りが可能です。重ね張りでも張り替えにしても、基本的には接着剤でコルクを下地に貼っていくという形式になります。

ジョイント式のコルクマットというのも市販されており、既存の床の上に置くだけでコルク床にできるというものもあります。

ですが、どうしても隙間が多く発生してしまうので、キッチンをコルク床にしたいということであれば、ちゃんとしたリフォームをお勧めします。

コルクへのリフォーム価格

コルク床の製品にもいろいろなものがありますが、そこまで大きな価格差はないという印象です。ですので、少し高価にはなりますが、メンテナンスの必要ないコルク床の製品をオススメはしています。

そういったコルク床を使用した場合、リフォームの価格は重ね張りだと15畳のLDKで大体20万から30万と言ったところでしょうか。

もちろん、使用するコルクや床の状態などによって変動はします。

キッチン床としてのコルクのメリット

  • ●クッション性が高い
  • ●断熱性と保温性が高い
  • ●遮音性が高い
  • ●滑りにくい
  • ●水に強い

コルクの最大の特徴は、何と言ってもその優れた弾力性です。

コルクは天然のクッションとも呼ばれており、衝撃吸収性が高く、足腰への負担を軽減してくれます。立ち仕事となるキッチンの床材としては、非常にメリットがあると言えるでしょう。

またコルクには目には見えない小さな気泡が無数にあり、たくさんの空気を含んでいます。この小さな気泡が断熱性と保温性を高めており、コルクは断熱材として使われることも多く、冬に冷たさを感じにくい床材と言えます。

そしてコルクは遮音性能も高く、日本建築学会の性能基準において「ごくわずかに聞こえることもあるが、ほとんど聞こえない」レベルである製品がほとんどです。

マンションでは床の遮音性能を義務付けている場合があり、特にマンションでリフォームする場合にコルクは重宝する床材でもあります。

さらにコルクは摩擦係数が高く、滑りにくいということでも有名です。

キッチンは火や刃物を使う場所ですので、滑りにくい素材であるコルクは、キッチンの床材として適していると言えるでしょう。

また、コルクはワインの栓に使われるほどの素材ですので、キッチンの床材として重要な防水性もコルクは兼ね備えています。

キッチン床としてのコルクのデメリット

  • ●デザインが選べない
  • ●傷がつきやすい

コルクは非常に多機能な床材でありますが、デザインを選べないというのは大きなデメリットかと思います。

他の床材はキッチンやLDKの雰囲気に合わせて様々な風合いのものを選べますが、コルクには色や柄といったものは全くなく、デザインはコルクそのものしかありません。

選べるとすれば、色濃淡くらいでしょうか。どのようなコルクの製品を選んでも同じイメージのものしかないというのはデメリットと言えるでしょう。

それと、クッション性のある柔らかい素材のものですので、傷がつきやすいということもデメリットのひとつです。

また、コルクもピース状のものを張り合わせていく形式になるので、コルクとコルクの隙間から浸水するという可能性がないわけではありません。しっかりとした施工が必要だということには注意が必要でしょう。

コルクまとめ

コルクは非常に多機能である上に防水性も兼ね備えているので、非常にキッチンに適した床材だと言えます。

デザインが選べないことはデメリットですが、コルクの床に合わせてキッチンやLDKをコーディネートするというのも、ひとつの手段だと思います。

石材をキッチンの床に使用した場合の特徴

豪華な床の代名詞と言えば、やはり大理石となるでしょう。

大理石の他にも御影石やライムストーンなど、天然石を使用した床というのは何にもかえがたい高級感があります。

また、天然石の床材である石材は同じ模様が1枚として存在せず、唯一無二の自分だけの空間を作れるという店も人気の要因のひとつです。

しかし、石材の床が実用的で機能的かと言われると、あまりそうとは言えないところではあります。また天然石の床材へのリフォームというのは、かなり費用が掛かるものでもあります。

石材へのリフォーム

天然石の床へのリフォームは、基本的に張り替えになると考えてください。

石材の種類や製品によっては重量があり、根太や大引などの床を支える柱、場合によっては床下全体の補修や補強などが必要となってくるケースもあります。

種類やものによっては天然石を薄くカットし、ハニカム材と呼ばれる丈夫な板状の素材と組み合わせた、天然石パネルというものも存在します。これであれば、既存の床の上から貼る重ね張りの工法も取ることが可能ではあります。

しかし、それでも天然石自体の材料費は高く、パネルにする技術料などもありますので、こういった建築素材を使っても石材へのリフォームは高額になってしまいます。

石材へのリフォーム価格

天然石の床へのリフォーム価格は、簡単にお話することが出来ません。

なぜなら石材の種類によって大きく製品代は変わりますし、同じ石材でもグレードによって大きく価格が変わってくるからです。

先ほどお話した天然石パネルを使用した重ね張りの工法であったとしても、15畳のLDKをリフォームする費用は100万円前後になるケースが多いです。

キッチン床としての石材のメリット

  • ●高級感がある

天然石の石材をキッチンの床にするメリットは、高級感の1点に尽きます。

床はインテリアの要と言われており、床が豪華だと空間全体のグレードが上がります。

天然石の床材はひとつとして同じ模様は無く、まさに本物の魅力と言った風格があり、高級感と存在感は他の追随を許しません。

高品質な天然石の床は、つや感が部屋を広く、また明るく見せるという効果もあります。

光の当たり具合や季節、時間によって様々な表情を見せてくれるのが天然石の魅力であり、人生に豊かな時間を与えてくれることは間違いありません。

キッチン床としての石材のデメリット

  • ●水を吸水しやすい
  • ●コケや藻などが発生する
  • ●定期的なメンテナンスが必要
  • ●部分的な補修は出来ない
  • ●冬場は非常に冷たい
  • ●滑りやすい
  • ●非常に高価

ただ「オシャレは我慢」と言いますが、最高級の石材を使った床はキッチンの床としてのデメリットを多く含んでいます。

まず最大の欠点として、石材は水を吸収しやすい素材という点です。

表面に防水加工を施したとしていても、長時間の水に濡れたまま放置するのは危険です。石材は水と一緒に汚れも吸着してしまう性質があるので、水濡れはすぐに拭き取らなければいけないという、細心の注意が必要なのです。

天然石が汚れを吸着してしまっては、せっかくの高級感が台無しです。また、手入れを怠るとコケや藻、カビなどが発生してしまうのも天然石ならではのデメリットでしょう。

日々のお手入れは当然ですが、コーティングが切れないように定期的なメンテナンスが必要となることを忘れてはいけません。

さらに、汚れや傷が付いたからといって部分的なリフォームは出来ません。

また冬は冷たく足元は滑りやすい、そしてリフォームには大きな費用が掛かるなど、実用的な観点から考えるとメリットを上回るデメリットがあるように思います。

石材まとめ

天然石の高級感は随一ですが、キッチンの床としての性能を考えると、あまりお薦め出来るものではありません。

LDKを石材にしたいということであれば、リビング・ダイニングだけを天然石にし、キッチンは別の床材の方が良いかと思います。

キッチンの床のリフォーム工事

さて、さまざまなキッチンの床材をご紹介してきましたが、ここからは全体的なキッチンの床のリフォーム工事について、少しお話したいと思います。

重ね張りは部屋全体のリフォームが必要

床材の紹介で数多く出てきたキッチン床の重ね張りという工法ですが、これを行うには部屋全体をリフォームする必要があるということには注意が必要です。

キッチンの床だけをリフォームしたいと言う場合、それ自体は可能なのですが重ね張りを行うと、当然ながら既存の床とキッチンの新しい床との間に段差が出来てしまいます。

それでも構わないというなら工事自体は不可能ではありませんが、キッチンは火も刃物も使う場所です。その入り口につまずきを起こすような段差を作ることは危険であり、あまりオススメできません。

張替えであれば、キッチンの床の部分だけを取り除いて新たに床を張るということが可能です。

当然ですが他の床の部分は古く、キッチンの床の部分は新くなるので、そういった違和感が出てくることには注意が必要です。

また素材の違う床材をキッチンとリビング・ダイニング側で分ける場合、部分リフォームにしろLDK全体のリフォームにしろ、境界線の部分は少し違和感が出る可能性があります。

もちろん自然な感じで繋げるのですが、「床と床のデザインがどうしても合わない」ということは発生してしまうところです。

「キッチンの床をこれにするから、リビング・ダイニング側の床のデザインがこれではちょっと変になるな」などの全体的なバランスは考えた方が良いでしょう。

またリビング・ダイニングとキッチンの床材を別のものにする際、段差が起きないようにする工事が別で必要になることもあります。

特にクッションフロアやフロアタイルなどの薄い素材と、フローリングなどの厚みがある素材を組み合わせる時には、下地の高さの調整が必要になってきます。

一口に重ね張りと言っても、その分の工期が掛かったり、工賃が掛かったりということは念頭に置いておいてください。

もしかしたら重ね張りではなく、張り替える方が早かったりするかもしれません。

床を張り替えるときはキッチン自体もリフォームを

キッチンの床をリフォームする時には、キッチン自体もリフォームすることを強くお勧めします。

これは何故かと言うと、当然ですがキッチン本体はキッチンの床の上に設置されています。つまり、キッチン本体を取り除かないとキッチンの下になっている床は新しくならない、ということです。

見えない部分だから別に構わないという話もありますが、ずっと見えていない部分というのは異常があってもずっと分からないという事でもあります。

キッチンの下の床に大きな異常があるかどうか、というのはキッチンを取り除いて見ないとわかりません。

特にキッチンは水を使う箇所ですので、床やその床下の部分が傷んでいる可能性というのは捨てきれないのです。

またキッチンの床だけをリフォームし、何年後かにキッチン本体をリフォームするといった場合に問題が発生することもあります。

キッチンの幅や奥行が現状のものよりも大きければ問題ありませんが、もし新しいキッチンの幅や奥行が現状のものより少しでも短くなってしまうのであれば、新しいキッチンを設置した時に張り替えていない古い床が見えてしまうという事になるのです。

その時にまた床を張り替えればいいという事ではありますが、二度手間になり費用が倍かかってしまうので、あまりオススメは出来ません。特に床材を高級なものにする時には、キッチン自体もリフォームしておいた方が良いでしょう。

そして重ね張りの工法を選ぶときにも、キッチンのリフォームを一緒にした方が良いと言えます。

これは床を重ね張りでリフォームした場合、キッチン本体もリフォームしなければ現状よりキッチンが低くなってしまうからです。

重ね張りをした厚みの分だけキッチンの床が現状より上がってしまうので、ちょっとした違いかもしれませんが、より腰に負担が掛かるキッチンに成りかねません。

クッションフロアやフロアタイルなどは薄いので、キッチンが低くなるのは本当に微々たるものではありますが、床材にフローリングやコルクを選ぶときには特に注意が必要かと思います。

またキッチンのタイプによっては、重ね張りをした床の厚みによって一番下の引き出しが開かないということも考えられますので、重ね張りをするときには十分な検討が必要です。

床だけが新しくなってキッチンが古いままだと違和感が出る、という見た目の問題が起こるというデメリットもあります。

ですので、キッチンの床をリフォームする際にはキッチン本体も一緒にリフォームした方が良いと言えるのです。

キッチンの床に不満はありませんか?

床を変えるだけで、部屋のイメージというものはかなり変わります。

そして床の機能だけで部屋の快適さというものも大きく変わります。

キッチンに使われている床材というものは数多く存在し、どのキッチンの床材かベストなのかというのは人によってもご家族の状況によっても変わるものでしょう。

また、LDKの中でリビング・ダイニングとキッチンの床材が違うというのは、個人的にはそうあるべきかと思っています。

なぜならキッチンは料理をする、いわば作業をする場所であり、リビング・ダイニングは居住空間でくつろぎをも求める場所と、全く用途が違う場所だからです。

もし今のキッチンの床に不満があったり、リビング・ダイニングと同じことに疑問があったりすればキッチンの床を変えてみる、ということを検討されてみてはいかかでしょうか?

その時に、みなさまのお手伝いができれば幸いです。

 

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